成約者インタビュー

成約者インタビュー Vol.10

【デイサービス】長期的な経営に悩んでいた売手様 信頼できるアドバイザーとの出会いが成功へのカギとなったM&A

福岡県でデイサービス事業を20年運営されていた猪嶋様は、人材の育成など長期的な運営に悩まれていました。
信頼できるアドバイザーとの出会いが、良いマッチングに導いてくれると話してくださった猪嶋様。M&Aを検討されたきっかけや実際にM&A終えた感想を伺いました。

インタビュアーブティックス株式会社 中嶋

【中嶋】介護事業を始めた理由・経緯について教えてください。

【猪嶋様】脱サラ後、なかなか再就職先に恵まれませんでした。そんな時、知人から介護事業立ち上げコンサルタントの依頼がありました。 コンサルタントをやるのであれば自分で独立してみてもいいのではないかと考えたところからスタートしました。
当時は介護事業が始まって4年目くらいで、新規参入がどんどんされていたタイミングだったこともありました。

【中嶋】デイサービスの経営をされていた時に抱えていた悩みや課題などはありましたか。

【猪嶋様】大きく2つの悩みがありました。1つは人材。もう1つは新しいことに対応する投資の力、資金力ですね。

【中嶋】人材というと具体的にはどのようなことで悩まれていたのですか?

【猪嶋様】コロナ前から、新しいシステムがどんどん出てきて、いろんな意味で体制を整える必要があり研修が必要でした。 それを動かす人材が必要でマッチする人材の獲得が難しかったです。
新しいことを勉強し教育することは、現在の事業所の規模では難しかったです。かといって新たに人材を雇い入れることを投資として考える余力はありませんでした。 そんな中で将来的なことを考えたときに、”どんどん取り残されていくのかな”、時代にマッチングした施設にできないジレンマを抱えていました。

【中嶋】2つ目の新しいことに対応する投資の力という部分は、自身の年齢的なタイミングもあるのかなと思いますがいかがでしょうか?

【猪嶋様】そうですね。後継者がいないということも問題のひとつでした。
後継者が定まっていないために、長期的な投資を打ちにくかったですね。後継者がいない問題と自分の年齢からくるリスク、健康も含めて心配がありました。

【中嶋】そうなんですね。今投資をしても成果が出てくるのが5~10年後ですから、今辞めるリスクと続けるリスクを考えて悩まれたのですね。同じような状況の経営者の方は多いと思います。

【猪嶋様】始めたころは43歳くらいだったので、私のような経営者は多いのかなと思います。

【中嶋】そういった背景からM&Aを検討されるようになったと思いますが、ブティックス株式会社を知っていただけたきっかけは何だったのでしょうか?

【猪嶋様】きっかけはDMと電話でした。他にも3~4社M&A仲介からのDMが来ていて、その中からブティックスに連絡しました。
もう1社ブティックスではない会社にも連絡したのですが、営業アプローチが誠実ではなく不安を感じました。
ブティックスは実績が豊富で、CareTEXを主催していることなどから安心感がありました。
地場の方に依頼しようかとも悩んでいたのですが、譲渡に不慣れだったこともあり、経験値や安心感という面でブティックスに依頼しようと思いました。

【中嶋】本当にそのタイミングでご相談いただけて良かったなと思います。

【猪嶋様】初めて相談したときはまだ悩んでいるタイミングで、自力で何とかしようかなと考えていました。 ですが、現況打破が難しいということになり、廃業するのか譲渡するのかを含め、何かしらの決断をしなければならないと思っていました。 そのタイミングでお電話いただけたので、”うまくいくのであればお願いします”ということで相談ができました。

【中嶋】そこが譲渡を決断されたタイミングだったのですね。

【猪嶋様】これだという方向性を決めた瞬間に走り出さないと、なかなかうまくいかないと思います。 今回のマッチングは抜群のタイミングでした。さらに、譲渡先の候補をいただけたタイミングも良かったです。 少しでも時期がずれていたら、譲渡できていなかったと思います。

【中嶋】本当に良いタイミングだったのですね。良かったです。

【猪嶋様】資金繰り的にもあと1・2年続けられるとも考えたのですが、その資金を当てにして動いたときに将来的な展望が築けないということのリスクが高かったですね。その資金を使って先行投資をするのか。
この業界や状況の中で、この先どんな姿になっているか思い描いたときに、描ける人から見たときのアドバイスが結構大事なんだろうなと思いました。 我々は現場にはいることが多いので、世の中全体の動きが見えていない部分があると思っています。

【中嶋】私どもはアドバイザーという立場で、行政の方針や、買手さんとの交流の中で業界の展望や先行きなども情報も集まっているので、様々な視点からのアドバイスが可能です。

【猪嶋様】それがありがたいですよね。自分が漠然と不安に思っていることが、中嶋さんとお話しする中で確信に変わり決断できました。
中嶋さんが良かったところは誠実さと約束に対する対応の確実さです。
お相手を見つけるスピードや書類のやり取りなども乱れずスケジュールも守ってくれたことで安心できました。
大げさなアプローチがなく、うさんくささがなかったのもよかったです。他M&A仲介とのやり取りでは追いつめられる感じがして前向きになれませんでした。

【中嶋】私自身も改めて、売手様に寄り添うことを徹底しなければなと気づかされました。ありがとうございます。では、実際に弊社で売却をされていかがですか?

【猪嶋様】良いタイミングで売却できた安心感があります。肩の荷が下りたと言うのでしょうか。

【中嶋】売却をされてから半年ほど経ちますが、売却から今日まではどのようなことをされていたのでしょうか。

【猪嶋様】売却後4か月くらいはコンサルタント的立場で再雇用されていました。
まず、第一にやったことは、職員のほうにM&Aについて、不安を感じさせずに伝えること。利用者へは動揺を与えないようにしました。背景はあまり詳しく話さず、代表者が変わるがそれ以外は変わらないということを伝え、動揺を与えないようにしました。
その後は、新規利用者を増やすために営業をかけながら、内部整理などを行いました。主軸になるスタッフに対してはPCスキルの共有、書面でのやるべきことやスケジュールを渡し指導していました。

【中嶋】退職されてからはどのように過ごされたのですか?

【猪嶋様】共働きだったので、家内と過ごしたいなと思い、慰安旅行や自宅の整理などをして過ごしました。

【中嶋】素敵ですね。最後に、これから法人の売却・事業の譲渡を検討する方にメッセージをお願いします。

【猪嶋様】仲介を依頼する場合は実績と、担当アドバイザーの方との相性が大きいと思います。 どこまで安心して自分の状況を伝えられるか、その部分が信頼できればマッチングがスムーズにいくのではないでしょうか。
どんな状態を目指しているのか、始まる前の面談の段階でその人とのかかわり、信頼関係を築けるかお互いに感じられることが大切だと思います。
あとはタイミングですね。問い合わせなどはためらわず、ステップを踏むのは早めがいいと思います。

【中嶋】問い合わせや、はじめの一歩を踏み出すのがなかなか難しいですよね。常に頭にありながら、実際にお話を聞くのはためらう方が多い印象です。

【猪嶋様】それはやはり、皆さん慣れていないから不安なんですよね。 だまされるんじゃないか、実際うまくいくのか、思った形にならないんじゃないかとか、、、ならないケースもあるかもしれませんが、 その部分は初めの一歩を踏み出してから考えてもいいんじゃないかなと思います。

【中嶋】本日は色々と貴重なお話をありがとうございました。

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