M&A 成約事例のご紹介 ⑪
[群馬県] 住宅型有料老人ホーム等
売り手企業
事業内容 | 住宅型有料老人ホーム、訪問介護、デイサービス等 |
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地 域 | 群馬県 |
年商規模 | 約1.5億円 |
売却理由 | 後継者の不在 |
買い手企業
事業内容 | 調剤薬局 |
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地 域 | 北関東 |
年商規模 | 約5億円 |
買収理由 | 新規参入のため |
後継者不在 x 新規参入のWin-Win案件
売り手企業は、住宅型有料老人ホーム・訪問介護・デイサービス等を運営しておりました。
後継者不在のため調子の良いうちに引継ぎ先を探したいと思っていましたが、M&Aの場合は最低手数料が2,000万円、2,500万円等と聞いて断念されていらっしゃいました。
その時期、当社では施設系の売却対象企業を探しており、売り手企業にアプローチしたところ、最低手数料100万円からという点に魅力を感じていただき、M&A仲介の依頼を頂きました。
本事例の買い手企業は、北関東を中心に調剤薬局を展開されていらっしゃいました。
以前より本業である調剤薬局との相乗効果を見込んで介護事業への新規参入、なかでも住宅型有料老人ホーム等の施設系サービスへの進出を検討されておりました。当社が介護業界特化の仲介会社で介護事業の案件を豊富に紹介できることから、当社の案件をご検討いただけることとなりました。
本案件は複数事業がまとまっていることなどに魅力を感じられた多くの買い手候補企業からお問合せを頂き、その中でも自社事業をより一層成長させてくれるであろうと売り手様から見込まれたのが本件の買い手企業でした。
その後のデューデリジェンスでは特段の論点が持ち上がることはなく、トップ面談から約3カ月で成約というスムーズな進行となりました。
なお買い手企業では事前に補充すべき人員の採用を終えていたこと、入居者や職員の入れ替わりについて逐一情報共有されていたことから、成約後の引継も滞りなく進みました。
担当アドバイザーからのコメント
案件担当:板尾
この成約事例は、様々な属性の買い手候補企業との面談を重ねることで売り手様がより事業の将来を任せたいと思える相手を選べた事例でした。
異業種の地元有力企業・近隣の同業種企業・県外の同業有力企業などそれぞれの候補から異なったシナジーがアピールされた中で、最も良い将来がイメージできた買い手企業を売り手様が選びました。成約後の現在もそのイメージの実現に向けて買い手企業中心に改善が進められています。
売り手様からは成約後、「M&Aとはもっと時間が掛かったり争ったりするものかと思っていたが、全くそんなことは無かったので驚いている」と仰って頂くことができました。