買い手企業ご紹介

買い手企業ご紹介 Vol.03


株式会社ドットラインを経営される垣本様。ドットライン様は千葉県を中心に医療・障害福祉等の事業を運営されております。同エリアで課題をお持ちの企業様を中心にM&Aをされており、これまで10社以上譲受を経験されております。M&Aの目的や譲受に心掛けているポイント、今後のご展開についてお伺いしました。

インタビュアーブティックス株式会社 三輪

【三輪】御社の事業内容や規模についてご説明ください。

【垣本様】当社は、「地域の『困った』を『ありがとう』に変える。」というビジョンを基に、千葉を中心に、医療福祉についての総合的かつワンストップ事業を行っております。
具体的には、①訪問看護、訪問診療等の在宅医療サービスを中心とした医療依存度が高い高齢者や難病者向けの支援事業、②障がい者(児)向けの訪問介護サービスや放課後デイサービス、グループホーム、就労支援事業、③保育園等の子育て支援事業を主力事業としております。

お客様の声

【三輪】医療福祉事業を開始されたきっかけをお話ください。

【垣本様】高校生の頃、超少子高齢社会になる日本の課題解決する起業がしたいと思い、福祉系で大学に行きました。大学卒業後、経営を学びたいと思い、大手人材企業で営業として働く中で、起業への想いが強くなり退職しました。退職後に起業資金を稼ぐために、ボートレーサー試験を受けて合格し、日本初の競艇選手(ボートレーサー)試験の予備校を事業化して全国に4校展開し、業界トップシェアの予備校にしました。その後も事業は順調に成長し、資金にも余裕が出て様々な事業を展開していきましたが、自分の根底には「一生を捧げられる事業がやりたい!」という思いがありました。
そんな時に祖母の介護や死を目の当たりにしました。本当に自分がやりたかった事は何なのだろうかと自問し、その答えが「人が本当に困った時に助けること」でした。また、少子高齢化に伴う、社会保障費の増大の課題は、日本でも最も課題がある分野であるため、その課題を解決するに挑戦する人生にしたいと思いました。
その思いを基に、在宅介護分野の訪問介護サービスと居宅介護支援サービスを開始しました。
高校時代の初心に返り、医療福祉事業を始めたので、「点が線となる」という意味で、ドットラインという社名にしました。

【三輪】M&Aをされる目的をお話いただけますか?

【垣本様】当社グループの成長戦略の一つとしてM&Aを重要な手段としてとらえています。譲り受け事業については、当社グループへの参画によって、より成長をさせることを主眼で考えています。
また、事業継続や経営でお困りの事業者を中心に事業の譲り受けをすることは、当社のビジョンである「地域の『困った』を『ありがとう』に変える。」に通じるものがあるものと考えております。

【三輪】これまで10事業以上の譲受のご経験ありますが、譲受の際に気を付けている事はございますか?

【垣本様】譲り受けをさせて頂く従業員の方を中心に、事業の譲り受けをすることにより、条件面で不利になったり、精神的なところも含めて、負荷がかからないようにすることを特に気をつけています。事業の考え方、組織文化、運営方法等については、譲り受け事業の今までのやり方を尊重し、相互に良い所を取り入れるようにしております。

【三輪】譲受の方法など条件はございますか?

【垣本様】基本的にはお相手先のご要望、条件を最優先としております。譲り受けの際に、株式譲渡か事業譲り受けを選択できる場合には、譲り受けをさせて頂く事業がより成長できる方法を検討する場合があります。例えば、当社グループ一体として、ブランド事業展開をした方が、良さそうな場合は、事業譲渡で譲り受けができるかを検討し、既に独自のブランドが構築されており、ドットラインとは別のブランド展開をした方が良い場合は、株式譲渡とさせて頂くことがあります。

【三輪】オーナー様は一定引継ぎ期間の後退任されるか、そのまま継続されるのか、どちらが多いのでしょうか?

【垣本様】お相手先のご要望にお応えをさせて頂いております。多くの案件が退任を希望される場合が多いので、事業譲り受けのタイミングでご退任されることが多いですが、譲り受け会社の代表として、残られているケースもありますし、元々の代表が当社の幹部職員として残るというパターンもあります。いずれにしてもお相手先のご意向をお伺いしたうえで相談させていただきます。

【三輪】譲受の期間はどれくらいでお考えですか?

【垣本様】時期も個別で相手方のニーズに合わせることを最優先で考えています。
当社のプロセスで申し上げると、私の判断でできますので、比較的スピーディーに対応することができます。

お客様の声

【三輪】御社に譲渡することで想定される相乗効果は?

【垣本様】当社グループでは、総務、経理、人事等のバックオフィス部分は本社で一元的に管理しているという事もあり、当社が一括で引き受けることが可能です。事業面においても、多面的に多くの従業員、機能があることから、事業でお困りのことや課題について、当社グループのリソースを使うことにより、解決することで、事業をより成長させることができます。
また、給与も同エリアで同業種の中で高い水準にしておりますので、従業員の方にもメリットは大いにあると思います。

【三輪】今後の展開をお教えください。

【垣本様】現状は千葉県中心にドミナント戦略を行っており、今後は一都三県も含めて、引継ぎ事業サービスエリアを拡大していくことを考えています。また、当社の得意とする医療サービスであるナーシングホーム等の施設事業についても、注力をしていきたいものと考えております。

【三輪】売却や譲渡をなかなか踏み出せない方へのメッセージをお願いします。

【垣本様】当社で譲受をさせていただいた企業様は当社のグループとして、中長期的に事業を伸ばしていく事を実現させています。
実際にM&Aを機に従業員のお給料が上がり、離職も少なくなり、事業自体もより伸びていくきっかけになります。事業を今後伸ばしていきたいが、そのマネジメント管理に限界を感じている、財務面が厳しい、後継者不足、等の課題を抱える多くの経営者の方からの譲り受けをさせて頂いていますので、気軽に当社にお声掛け頂けたらと思います。
譲受によって株主利益を取ることができ、譲り受け後に事業が伸びることによって従業員の方へ物心両面への還元することが可能です。
是非下記のホームページから「ドットライン」を知って頂けたらと思います。

株式会社ドットライン

それぞれの専用フォーム、
またはお電話( 0120-377-051 0120-377-051 )より、お気軽にお問合せください。

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